健診異常を指摘された方へ
健康診断や人間ドックで異常を指摘されても、自覚症状がないことは少なくありません。しかし、高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病、肝機能障害、心電図異常、胸部X線異常などは、症状がない段階から確認し、必要に応じて生活習慣の見直しや治療を始めることが大切です。
当院では、健診結果を確認したうえで、再検査、精密検査、生活指導、薬物療法、専門医療機関への紹介の必要性を判断します。健診結果表をお持ちのうえ、ご相談ください。
血圧が高いと言われた方
健診や診察室で血圧が高くても、緊張や一時的な体調の影響で上昇していることがあります。一方で、診察室では正常でも、家庭や職場では血圧が高い「仮面高血圧」もあります。
当院では、家庭血圧の測定をお願いし、必要に応じて24時間自由行動下血圧測定、ABPMを行います。家庭や職場での血圧を確認しながら、高血圧の有無、治療の必要性、生活習慣改善の方針を判断します。
コレステロールが高いと言われた方
LDLコレステロールや中性脂肪が高い状態が続くと、動脈硬化が進み、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高くなります。脂質異常症は自覚症状がないため、健診での指摘が重要なきっかけになります。
当院では、再度血液検査を行い、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、non-HDLコレステロールを確認します。食生活、飲酒、体重、運動習慣を確認し、高LDL血症と高中性脂肪血症の違いに応じた生活指導を行います。心血管リスクが高い場合には、薬物療法も検討します。
HbA1cが高いと言われた方
HbA1cは、過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を反映する検査です。HbA1cが高い場合、糖尿病または糖尿病予備群の可能性があります。初期には自覚症状がほとんどないため、健診で指摘された段階で確認することが大切です。
当院では、血糖値、HbA1c、尿糖、尿蛋白、腎機能、脂質などを確認します。食生活、間食、飲酒、運動習慣、体重変化を確認し、まず生活習慣の見直しを行います。再検査の結果、糖尿病が疑われる場合や治療が必要な場合には、食事療法、運動療法、薬物療法を含めて方針を相談します。
肝機能異常を指摘された方
AST、ALT、γ-GTPなどの肝機能異常は、脂肪肝、飲酒、薬剤、ウイルス性肝炎、胆道系疾患、自己免疫性肝疾患など、さまざまな原因で起こります。自覚症状がないまま続くことも多いため、原因を確認することが重要です。
当院では、肝機能の再検査に加え、必要に応じてB型肝炎・C型肝炎などの肝炎ウイルス検査、胆道系酵素、脂質、血糖、尿酸などを確認します。脂肪肝や胆石、肝腫瘤などを調べるため、腹部超音波検査を行うこともあります。必要に応じて、CT・MRI検査を外部委託し、消化器・肝臓専門医療機関へご紹介します。
尿蛋白を指摘された方
尿蛋白は、腎臓に負担がかかっているサインのことがあります。一時的に出ることもありますが、繰り返し陽性になる場合は、慢性腎臓病、糖尿病性腎臓病、高血圧による腎障害などを考える必要があります。
当院では、まず早朝尿での再検査を行い、尿蛋白、尿潜血、尿沈渣、尿中アルブミン、腎機能、血圧などを確認します。早朝尿を用いることで、運動や日中活動の影響を受けにくい状態で評価できます。尿蛋白が持続する場合や腎機能低下を伴う場合には、慢性腎臓病として継続的に管理し、必要に応じて腎臓専門医へご紹介します。
心電図異常を指摘された方
健診で心電図異常を指摘されることは少なくありません。不整脈、心肥大、虚血性変化、伝導障害などが疑われる場合があります。症状がなくても、動悸、息切れ、胸痛、めまい、失神の有無を確認することが大切です。
当院では、再度心電図を確認し、必要に応じてホルター心電図や心臓超音波検査を行います。ホルター心電図では、通常の心電図では見つかりにくい発作性不整脈を確認できます。心臓超音波検査では、心機能、心肥大、弁膜症、心不全の有無を評価します。専門的検査や治療が必要な場合には、循環器専門医療機関へご紹介します。
胸部X線異常を指摘された方
胸部X線では、肺炎、肺結節、肺気腫、胸膜変化、心拡大、胸水、大動脈の変化などが指摘されることがあります。過去の画像と比較することで、古い変化なのか、新しい異常なのかを判断しやすくなります。
当院では、健診画像や結果表を確認し、必要に応じて再度胸部X線検査を行います。異常の内容によっては、胸部CT検査やMRI検査を外部委託で実施します。肺がん、間質性肺炎、肺気腫、心不全などが疑われる場合には、呼吸器専門医や循環器専門医と連携します。
尿酸値が高いと言われた方
尿酸値が高い状態を高尿酸血症といいます。尿酸値が高い状態が続くと、痛風発作、尿路結石、腎機能低下につながることがあります。痛風発作がない場合でも、生活習慣病や腎機能との関連を確認することが大切です。
当院では、尿酸値の再検査に加え、腎機能、尿検査、血糖、脂質、血圧、体重、飲酒量などを確認します。まずは食生活、飲酒、体重管理、水分摂取、運動習慣の見直しを行います。痛風発作を繰り返す場合、腎機能低下や尿路結石を伴う場合には、尿酸を下げる薬物療法を検討します。
健診結果をそのままにしないことが大切です
健診異常は、病気の早期発見や生活習慣改善のきっかけになります。数値が少し高いだけでも、複数の異常が重なると、将来の心筋梗塞、脳卒中、心不全、慢性腎臓病などのリスクが高くなることがあります。
当院では、健診結果をもとに、必要な再検査、生活指導、治療方針を分かりやすくご説明します。受診時には、健診結果表、過去の検査結果、お薬手帳をお持ちください。
雇い入れ時健康診断(自費)
項目
※検査費用の詳細は直接クリニックへ連絡ください。
健康診断書代
- 身長・体重・腹位・BMI・血圧
- 視力・聴力
- 胸部レントゲン
- 尿検査
- 貧血検査(白血球、赤血球、Hb、Ht、血小板)
- 肝機能(AST(GOT)、ALT(GPT),γ-GTP)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- 血糖検査
- 心電図検査
その他(上記以外依頼項目は別途受け付けます)
- 色覚検査(石原式38表)
- 色覚検査(パネルD-15)
国分寺市・小平市健診
生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査(特定健診)・一般健康診査(一般健診)を実施されています。
特定健康診査につきましては、40歳以上の方に実施されます。
詳細につきましては下記の市町村のホームページをご参照ください。