当院で行える検査
当院では、発熱・咳・のどの痛みなどの急性症状から、生活習慣病、循環器疾患、呼吸器疾患、腎疾患、肝機能障害、泌尿器症状、骨粗鬆症まで、幅広い内科疾患に対応するための各種検査を行っています。
診察では、症状の経過、既往歴、内服薬、健診結果、生活習慣などを確認し、必要な検査を適切に選択します。すべての検査を一律に行うのではなく、患者さんの状態に応じて、診断や治療方針の決定に必要な検査を組み合わせて実施します。
当院で行える主な検査は、院内迅速検査、血液検査、尿検査、待合室自動血圧測定、心電図、エルゴメーター運動負荷試験、ホルター心電図、24時間自由行動下血圧測定、ABPM、心臓超音波検査、胸部X線検査、血圧脈波検査、頸動脈エコー検査、腹部超音波検査、肺機能検査、睡眠時無呼吸簡易検査、血糖連続測定、フリースタイルリブレ、残尿測定、InBody、呼気一酸化窒素濃度、FeNO、骨密度測定などです。動脈硬化や糖尿病合併症の評価では、当クリニック眼科と連携して眼底検査も行っています。
院内で結果を確認できる迅速検査
当院では、発熱、咳、のどの痛み、排尿時痛、発疹、倦怠感などの急性症状に対して、院内で結果を確認できる迅速検査を行っています。
主な院内迅速検査として、血液一般検査、CRP、血糖測定、尿一般検査を実施しています。炎症の程度、貧血、白血球数、血糖値、尿路感染症、尿糖、尿蛋白、血尿などを確認し、診断や治療方針の判断に役立てます。
感染症迅速検査として、インフルエンザウイルス抗原検査、新型コロナウイルス抗原検査、溶連菌抗原検査、アデノウイルス抗原検査、水痘・帯状疱疹ウイルス抗原検査を行っています。検査は、症状、発症からの時間、診察所見、周囲の流行状況を踏まえて必要性を判断します。
血液検査・尿検査
血液検査、尿検査では、生活習慣病や慢性疾患の状態を確認します。高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病、肝機能障害、脂肪肝、貧血、甲状腺疾患、炎症性疾患などの評価に用います。
糖尿病では、血糖値、HbA1c、腎機能、尿蛋白、尿中アルブミンなどを確認します。慢性腎臓病では、eGFR、尿蛋白、尿潜血、電解質、貧血の有無などを評価します。脂質異常症や脂肪肝では、コレステロール、中性脂肪、肝機能、血糖、尿酸などを総合的に確認します。
健診で異常を指摘された場合にも、血液検査・尿検査を組み合わせることで、再検査の必要性、治療開始の判断、専門医療機関への紹介の必要性を検討します。
血圧・循環器の検査
胸痛、胸部圧迫感、動悸、息切れ、むくみ、高血圧、心雑音、健診での心電図異常などに対して、待合室自動血圧測定、心電図、エルゴメーター運動負荷試験、ホルター心電図、24時間自由行動下血圧測定、ABPM、胸部X線検査、心臓超音波検査を行っています。
当院では、待合室に自動血圧計を設置しています。診察前に血圧を測定することで、診察時の血圧評価や治療方針の参考にしています。血圧は、緊張、歩行直後、会話、睡眠不足、体調、服薬状況などで変動するため、1回の測定値だけで判断せず、家庭血圧や必要に応じたABPMの結果も含めて総合的に評価します。高血圧で通院中の方は、ご家庭での血圧記録もあわせてお持ちください。
心電図では、不整脈、心筋虚血を疑う変化、心肥大、伝導障害などを確認します。通常の心電図では異常が見つからない場合でも、動悸やめまい、脈の乱れが一時的に出ていることがあります。そのような場合には、ホルター心電図を用いて長時間の心電図を記録し、発作性不整脈や夜間・早朝の心電図変化を評価します。
エルゴメーター運動負荷試験では、自転車型の運動負荷装置を用いて、運動中の心電図変化、血圧変化、症状の出現を確認します。労作時に胸痛や胸部圧迫感が出る方、階段や坂道で息切れや胸部不快感がある方、狭心症が疑われる方、運動時の不整脈が疑われる方などで行います。運動負荷試験で異常が疑われる場合や、より詳しい評価が必要な場合には、循環器専門医療機関で冠動脈CT、心筋シンチグラフィ、心臓カテーテル検査などを検討します。
心臓超音波検査、心エコー検査では、超音波を用いて心臓の動きや構造を確認します。心臓の収縮力、拡張能、心肥大、心拡大、弁膜症、心不全、心嚢液、肺高血圧の有無などを評価します。心雑音を指摘された方、息切れやむくみがある方、胸部X線で心拡大を指摘された方、心不全が疑われる方、不整脈の背景に心臓の病気がないか確認する必要がある方に行います。
弁膜症では、大動脈弁狭窄症、僧帽弁逆流症などの重症度評価に心臓超音波検査が重要です。心不全では、心臓の収縮力が低下しているタイプか、収縮力は保たれているが拡張機能に問題があるタイプかを評価し、治療方針の判断に役立てます。不整脈、特に心房細動では、心房拡大、弁膜症、心機能低下の有無を確認します。
24時間自由行動下血圧測定、ABPMでは、日中・夜間を含めた血圧の変動を確認します。診察室では血圧が高くなる白衣高血圧、診察室では正常でも家庭や職場で高くなる仮面高血圧、夜間高血圧、早朝高血圧などの評価に役立ちます。高血圧の治療方針を決めるうえで、家庭血圧とあわせて重要な検査です。
動脈硬化の検査
動脈硬化の評価として、血圧脈波検査、頸動脈エコー検査を行っています。また、当クリニック眼科と連携し、必要に応じて眼底検査も行っています。
血圧脈波検査では、手足の血圧や脈波を測定し、動脈の硬さや下肢動脈の血流低下を評価します。高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病、喫煙歴のある方では動脈硬化が進みやすいため、血管の状態を確認する検査として有用です。歩くと足が痛くなる、休むと改善する、足が冷たい、足の傷が治りにくいといった症状がある場合には、閉塞性動脈硬化症の評価にも役立ちます。
頸動脈エコー検査では、首の血管である頸動脈を超音波で観察し、血管壁の厚さ、プラーク、狭窄の有無を確認します。頸動脈は全身の動脈硬化の状態を反映しやすい血管の一つであり、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患リスクを評価するうえで参考になります。生活習慣病をお持ちの方や、健診で動脈硬化リスクを指摘された方に行うことがあります。
眼底検査では、網膜の血管を観察し、高血圧、糖尿病、動脈硬化による血管変化を確認します。眼底の血管は、体の中で直接観察できる血管の一つであり、高血圧性変化、糖尿病網膜症、網膜動脈硬化などの評価に役立ちます。高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病をお持ちの方では、全身の血管管理とあわせて眼の合併症を確認することも重要です。
当院では、血圧脈波検査、頸動脈エコー検査、眼底検査を組み合わせ、動脈硬化の程度や心血管リスクを総合的に評価します。検査結果をもとに、血圧、血糖、脂質、禁煙、体重管理などの治療方針を検討します。
画像検査・超音波検査
胸部X線検査では、肺炎、気管支炎、COPD、肺気腫、心拡大、心不全、胸水などを確認します。発熱や咳、息切れ、胸痛がある場合の評価にも用います。
腹部超音波検査では、肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、膀胱、腹部大動脈などを観察します。脂肪肝、胆石、肝腫瘤、腎嚢胞、尿路の異常、腹部大動脈瘤などの評価に役立ちます。肝機能障害、腹痛、健診異常、尿検査異常などがある場合に行います。
超音波検査は放射線被ばくがなく、体への負担が少ない検査です。ただし、部位や病状によってはCT、MRI、内視鏡検査などが必要になる場合があります。当院では、必要性を判断したうえで、CT検査、MRI検査を連携医療機関へ外部委託して実施しています。
呼吸器・アレルギーの検査
咳、痰、息切れ、喘鳴、長引く咳、喫煙歴のある方に対して、肺機能検査、呼気一酸化窒素濃度検査、FeNO、胸部X線検査などを行っています。
肺機能検査では、息を吸う力や吐く力、空気の通りにくさを評価します。気管支喘息、COPD、慢性咳嗽、息切れの原因評価に役立ちます。喫煙歴のある方、咳や痰が長く続く方、階段や坂道で息切れしやすい方では、COPDの早期発見のために重要な検査です。
呼気一酸化窒素濃度検査、FeNOでは、気道の好酸球性炎症を評価します。気管支喘息や咳喘息の診断、吸入ステロイド治療の必要性や効果判定の参考になります。長引く咳や夜間・早朝の咳がある方では、呼吸機能検査とあわせて評価します。
睡眠時無呼吸症候群の検査
いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、夜間頻尿、熟睡感のなさ、治療抵抗性高血圧、心房細動などがある方には、睡眠時無呼吸簡易検査を行っています。
睡眠時無呼吸簡易検査は、ご自宅で睡眠中の呼吸状態、酸素飽和度、脈拍などを測定する検査です。睡眠中に無呼吸や低呼吸がどの程度起きているか、酸素低下があるかを評価します。
簡易検査で重症が疑われる場合、結果がはっきりしない場合、より詳しい評価が必要な場合には、提携医療機関で終夜睡眠ポリグラフ検査、PSGを行います。
糖尿病・血糖変動の検査
糖尿病の診療では、血糖値、HbA1cに加えて、必要に応じて血糖連続測定、フリースタイルリブレを用いた血糖変動の評価を行っています。
フリースタイルリブレでは、日常生活の中で血糖がどのように変動しているかを確認できます。食後高血糖、夜間低血糖、運動や食事内容による血糖変動を把握し、食事療法、運動療法、薬物療法の調整に役立てます。
HbA1cだけでは分かりにくい血糖の上下を確認できるため、糖尿病治療の見直しや生活指導に有用です。
体成分分析
InBodyによる体成分分析を行っています。体重だけでなく、筋肉量、脂肪量、体脂肪率、部位別筋肉量などを確認できます。
生活習慣病の管理、減量指導、フレイル予防、サルコペニアの評価、運動療法の効果判定に役立ちます。体重が同じでも、筋肉量や脂肪量の変化によって健康状態は異なるため、体成分を確認しながら生活改善を行うことが大切です。
泌尿器の検査
頻尿、夜間頻尿、残尿感、尿の勢いが弱い、尿が出にくい、尿漏れなどの症状に対して、尿検査、腹部超音波検査、残尿測定を行っています。
残尿測定では、排尿後に膀胱内に尿がどの程度残っているかを確認します。前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱、薬剤の影響などを評価するうえで重要です。残尿が多い場合には、薬の選択に注意が必要であり、薬物療法の効果判定や泌尿器科紹介の判断に役立てます。
骨粗鬆症の検査
骨粗鬆症が疑われる方、閉経後の女性、高齢者、骨折歴のある方、ステロイド薬を使用中の方、身長低下や背中の丸まりが気になる方には、骨密度測定を行っています。
骨粗鬆症は、症状がないまま進行し、転倒や軽い外力で骨折することがあります。骨密度測定により骨折リスクを評価し、食事、運動、転倒予防、薬物療法の必要性を判断します。女性だけでなく、男性にも骨粗鬆症は起こるため、骨折歴や危険因子がある場合には評価が重要です。
専門医療機関との連携
当院での検査結果から、より詳しい評価や専門的治療が必要と判断される場合には、連携医療機関へご紹介します。
冠動脈CT、心筋シンチグラフィ、心臓カテーテル検査、冠動脈形成術、カテーテルアブレーション、CT、MRI、上部・下部消化管内視鏡検査、終夜睡眠ポリグラフ検査、専門的な泌尿器科・循環器・呼吸器・腎臓・消化器診療などが必要な場合には、病状に応じて適切にご案内します。
当院では、院内で行える検査、当クリニック眼科と連携して行う眼底検査、外部委託で行うCT・MRIなどの画像検査、専門医療機関で行う精密検査を適切に使い分け、早期診断、重症化予防、慢性疾患の継続管理につなげています。
専門医療機関へ紹介する目安
当院では、問診、診察、血液検査、尿検査、心電図、ホルター心電図、胸部X線、各種超音波検査、肺機能検査、睡眠時無呼吸簡易検査などを組み合わせて、幅広い内科疾患の初期評価と慢性疾患管理を行っています。
また、当院で必要性を判断したうえで、CT検査、MRI検査などの画像検査を連携医療機関へ外部委託して実施しています。院内で行える検査と、外部委託による画像検査、専門医療機関での精密検査を組み合わせ、病状に応じて適切に診療を進めます。
一方で、より詳しい検査や専門的治療、入院管理、緊急処置が必要と判断される場合には、適切な専門医療機関へご紹介します。
循環器疾患で専門医療機関へ紹介する場合
胸痛、狭心症、心筋梗塞が疑われる場合や、当院での心電図、運動負荷試験、ホルター心電図、心臓超音波検査などで専門的評価が必要と判断される場合には、循環器専門医療機関へご紹介します。
必要に応じて、冠動脈CT、心筋シンチグラフィ、心臓カテーテル検査などを行い、冠動脈の狭窄や心筋血流を詳しく評価します。冠動脈の狭窄が強い場合には、冠動脈形成術、ステント留置などのカテーテル治療が検討されます。
動悸、不整脈、心房細動、発作性頻拍などで専門的治療が必要な場合には、抗凝固療法の適応評価、薬物療法の調整、カテーテルアブレーション、ペースメーカー治療などを目的に循環器専門医へご紹介します。
睡眠時無呼吸症候群で専門医療機関へ紹介する場合
当院では睡眠時無呼吸簡易検査を行っています。簡易検査で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、重症度評価が必要な場合、結果がはっきりしない場合には、提携医療機関で終夜睡眠ポリグラフ検査、PSGを行います。
CPAP療法の導入が必要と判断される場合にも、検査結果や保険適用基準を確認しながら、専門医療機関と連携して治療を進めます。
消化器疾患で専門医療機関へ紹介する場合
胃痛、胸やけ、逆流症状、貧血、血便、便潜血陽性、体重減少、便通異常、難治性の胃食道逆流症などがある場合には、必要に応じて消化器専門医療機関へご紹介します。
上部消化管内視鏡検査、胃カメラや、下部消化管内視鏡検査、大腸カメラが必要と判断される場合には、提携医療機関での検査をご案内します。胃がん、大腸がん、潰瘍、炎症性腸疾患、出血性病変などの確認が必要な場合も、専門医療機関と連携します。
泌尿器疾患で専門医療機関へ紹介する場合
前立腺肥大症や過活動膀胱については、まず当院で問診、尿検査、腹部超音波検査、残尿測定、PSA測定などを行い、生活指導や薬物療法を含めて治療を開始します。すべての患者さんを直ちに専門医へ紹介するわけではなく、症状、残尿量、合併症、治療反応をみながら、当院で継続的に管理します。
一方で、薬物療法を行っても改善が乏しい薬剤抵抗性の排尿障害、尿閉、残尿が多い場合、繰り返す尿路感染、血尿、PSA高値、前立腺がんが疑われる場合、尿路結石や腎盂腎炎が疑われる場合には、泌尿器科専門医へご紹介します。
また、手術、内視鏡治療、専門的な排尿機能検査、前立腺がん精査などが必要と判断される場合にも、泌尿器科専門医療機関と連携します。
腎臓疾患で専門医療機関へ紹介する場合
慢性腎臓病、CKDでは、腎機能の低下速度が速い場合、尿蛋白が多い場合、血尿を伴う場合、電解質異常、腎性貧血、浮腫、難治性高血圧がある場合には、腎臓専門医へご紹介します。
腎機能低下の原因精査、腎保護療法の調整、透析予防、専門的なCKD管理が必要と判断される場合には、腎臓専門医療機関と連携して診療を行います。
呼吸器疾患で専門医療機関へ紹介する場合
長引く咳、息切れ、血痰、肺炎、間質性肺炎、COPD、気管支喘息、肺がんが疑われる場合などで、CT検査や専門的な呼吸機能評価、気管支鏡検査、入院治療が必要と判断される場合には、呼吸器専門医へご紹介します。
喘息やCOPDで治療しても改善が乏しい場合、増悪を繰り返す場合、酸素療法が必要と考えられる場合にも、呼吸器専門医療機関と連携します。
CT・MRIなどの画像検査が必要な場合
胸部、腹部、頭部、骨盤部などについて、より詳しい画像評価が必要と判断される場合には、連携医療機関へCT検査、MRI検査を依頼しています。
たとえば、胸部X線で異常が疑われる場合、長引く咳や血痰の精査が必要な場合、腹部超音波検査で追加評価が必要な場合、肝胆膵・腎尿路・骨盤内疾患が疑われる場合などに、病状に応じてCT・MRI検査を検討します。検査結果は当院でも確認し、必要に応じて専門医療機関への紹介につなげます。
緊急対応が必要な場合
強い胸痛、冷汗を伴う胸部圧迫感、安静時の息苦しさ、意識障害、失神、麻痺やろれつが回らない症状、激しい腹痛、大量の出血、酸素飽和度低下、高熱に伴う全身状態不良など、緊急処置を要する場合には、救急医療機関への受診や救急搬送を優先します。
当院では、院内で対応できる検査・治療、外部委託で行うCT・MRIなどの画像検査、専門医療機関で行うべき検査・治療を適切に判断し、患者さんが必要な医療を適切なタイミングで受けられるよう連携しています。
早めに受診すべき症状
次のような症状がある場合は、重大な病気が隠れていることがあります。症状が強い場合、急に悪化した場合、普段と明らかに様子が違う場合は、早めに医療機関へご相談ください。
胸・呼吸に関する症状
胸痛、胸の圧迫感、動悸、息切れ、安静時の呼吸困難、横になると苦しい、血痰が出る、酸素飽和度が低い場合は、狭心症、心筋梗塞、心不全、肺炎、肺塞栓症、気胸などの可能性があります。特に、冷汗を伴う胸痛、強い息苦しさ、安静にしても改善しない症状がある場合は、救急受診が必要です。
脳・神経に関する症状
意識がぼんやりする、失神した、ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない、顔の片側がゆがむ、急に歩きにくくなった、これまでに経験したことのない激しい頭痛、嘔吐を繰り返す頭痛がある場合は、脳卒中や重い神経疾患の可能性があります。これらの症状が急に出た場合は、迷わず救急要請をしてください。
尿・便・腹部に関する症状
血尿、黒色便、血便、強い腹痛、嘔吐が続く、下痢が続く、水分が取れない、尿量が極端に少ない場合は、消化管出血、尿路感染症、尿路結石、腎盂腎炎、脱水、腸炎、腸閉塞などの可能性があります。特に、黒色便や血便を伴うふらつき、強い腹痛、嘔吐が止まらない場合は早急な対応が必要です。
発熱を伴う症状
高熱が続く、発熱に加えて強い倦怠感がある、発熱を伴う腰痛、背中の痛み、排尿時痛、息苦しさ、意識障害、発疹がある場合は、肺炎、腎盂腎炎、髄膜炎、重い感染症などの可能性があります。高齢の方、糖尿病、心不全、慢性腎臓病、COPD、気管支喘息などの基礎疾患がある方は、軽い症状でも悪化しやすいため早めにご相談ください。
むくみ・体重増加
数日で急に体重が増えた、足のむくみが急に強くなった、息切れが増えた、横になると苦しい、夜間に咳や息苦しさで目が覚める場合は、心不全や腎機能悪化の可能性があります。心不全や腎臓病で通院中の方は、体重増加やむくみの変化を早めに相談することが大切です。
救急受診を優先すべき症状
強い胸痛、冷汗を伴う胸部圧迫感、安静時の強い呼吸困難、意識障害、失神、ろれつが回らない、片側の筋力低下、激しい頭痛、嘔吐を繰り返す頭痛、大量の出血、黒色便や血便を伴うふらつき、酸素飽和度低下、高熱に伴う全身状態不良がある場合は、当院への連絡よりも救急医療機関への受診や救急要請を優先してください。
症状の判断に迷う場合は、自己判断で様子を見すぎず、早めにご相談ください。当院では、診察、血液検査、尿検査、心電図、胸部X線、超音波検査などを組み合わせて評価し、必要に応じて専門医療機関や救急医療機関へご紹介します。